[アップデート] AWS Compute Optimizer のレコメンドに EBS メトリクスも表示されるようになりました
ちゃだいん(@chazuke4649)です。
AWS Compute Optimizer のレコメンデーションにて EBS メトリクスも表示されるようになりました!
AWS Compute Optimizer が、Amazon EBS メトリクスを使用して EC2 インスタンスタイプの推奨事項を強化 | AWS
何が嬉しいの?
これまで、ユーザーはEC2インスタンスが EBS帯域幅や、IOPS制限によってスロットリングされているかどうかを識別するために、CloudWatchを見にいって EBSボリュームのメトリクスを分析する必要がありました。今回のアップデートにより、Compute Optimizer のみで、EBS帯域幅やIOPSボトルネックが発生している EC2インスタンスがどれか特定しやすくなりました。
そもそも有効化してますか?
EC2ユーザーの皆さん、Compute Optimizer を有効化していますか?
Compute Optimizer 自体は無料です。使わない手はないですね。
料金 - AWS Compute Optimizer | AWS
うっかり忘れてた方はこれを機にまずは有効化をどうぞ。サービス概要や実際の使用感などは以下エントリが参考になります。
確認してみる
早速見てみます。
マネジメントコンソールより、Compute Optimizerと検索し、専用コンソール画面を開きます。初めての方だとここで「有効化」を行います。すでに有効化済みの場合は、下図のようにリージョンを指定すれば、対象のEC2インスタンスや、AutoScalingグループの評価結果が表示されます。
「過剰なプロビジョニング」と評価されているインスタンスが3台あるので、見てみます。
「過剰なプロビジョニング」と評価されたインスタンスIDの一覧が表示されます。レコメンデーションの詳細を見てみます。
各インスタンスに対するレコメンデーションの詳細を見ると、下図赤枠箇所にEBSメトリクスのグラフが追加されています。
- EBS read throughput
- EBS write throughput
- EBS read bandwidth
- EBS write bandwidth
これらのメトリクスが確認できるようになっています。
EC2インスタンスのリサイジング・チューニングを行う際に、EBSボリューム側の性能がちゃんと出ているのか、EBS帯域幅やIOPSボトルネックが発生していないかどうかも合わせて確認できるようになりました。インスタンスサイズ変更時に、合わせてEBSボリュームのサイズやタイプ変更検討する良い材料となりそうです。
終わりに
なんだかんだEC2ユーザーにとってインスタンスタイプの最適化はパフォーマンスやコストに直結する重要検討事項です。Compute Optimizerを使って各ワークロードに最適なインスタンスとボリュームの選定・チューニングにお役立てください。
それではこの辺で。ちゃだいん(@chazuke4649)でした。